『ゆゆ式』と季節
この記事はゆゆ式 Advent Calendar 2017の18日目の記事です。
きららファンタジアやってたら遅刻しました。でも僕の前の人達もきららファンタジア楽しんでるようなのでセーフですね。 僕もリセマラで星5ゆずこを手に入れて始めました。とっておき演出で博士号が出てきたり、小ネタが多いので楽しいです。
そろそろ本題。みなさん2月に発売されたOVAはもう見ましたでしょうか?TVシリーズの海回(最終回ではない*1 )からおよそ3年半。季節は変わって秋の話となり、少し寂しげな雰囲気のあるストーリーでした。ところで、『ゆゆ式』において季節の移り変わりは、他の作品にもあるように特殊な形態をとります。
『ゆゆ式』における季節の3つの形態
まんがタイムきらら軸
『ゆゆ式』は月刊誌まんがタイムきららで連載していますが、刊行時の季節と同期させたストーリーが掲載されます。当然、そのまま進級してしまうと3年間しか連載できないので、4月が来たらまた同じ年での違う話を掲載するという形をとっています。1年生の話を2回ずつ掲載した後に進級して、現在は8週目の2年生の話となります。
単行本軸
単行本はおおよそ1年に1巻、まんがタイムきららでの刊行順でそのまままとめたものとなります。
アニメ軸
アニメ化するにあたって、視聴者に違和感を与えないように季節を連続させたストーリーとなりました。なので、漫画とは違う季節の話が挿入されるときは台詞の改変などが行われました。
アニメ『ゆゆ式』における追加
『ゆゆ式』は4コマ漫画という性質上、情景描写を長尺で行うことがありません。なので読者は1コマ程度の描写や制服の夏服冬服で季節を感じ取ります。しかし、アニメにおいては4コマの制約が無く、画面も広く使えるため、季節描写が追加されている部分があります。具体的にどんなシーンがあったかをピックアップして紹介します。
第2話Bパート
1年生のころの梅雨の時期から夏への移り変わりです。梅雨の時期の紫陽花や傘を差して登校する生徒たちの描写と、真夏の光輝く太陽や夏服で登校する生徒たちの描写が追加されています。
第3話Bパート
唯ちゃんの家から帰るときに缶ジュースを買ってはしゃぐ二人のシーンが追加されています。夏の夕方を思わせる少し寂しげな背景をしています。ここから、縁ちゃんが旅行に行ってしまって一人で帰るゆずこのシーンにもつながります。
第7話Bパート
中盤に廊下から雪を眺めるシーンが追加されています。
第11話Bパート
最後のシーンで雨から晴れるシーンが追加されています。梅雨が終わり、夏の訪れを感じさせるシーンです。
OVA
OVAでは秋の話となり、Aパートで秋空を眺めてゆずこが「秋ですな〜」というシーンが追加されています。また、唯ちゃんの家から出て秋の寒さを感じるシーンが追加されています。唯ちゃんが高校生活も折り返したということを想う印象的なシーンです。
まとめ
上で紹介した以外にも細かいセリフの追加や、背景描写の追加などはたくさんあります。ぜひ次にアニメを見るときは少し気にして見てみてください。原作を読むときも巻数通りではなく、同じ季節の話を同時に読むようにするとおもしろいかもしれません。
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2017年秋アニメ第1話評価と感想
見た順に追加していきます。A:超良作 B:良作 C:普通 D:微妙。一応同じランク付けでも上に書いてある方が評価高いです。
A
血界戦線 & BEYOND
相変わらず最高です。世界観のカオスっぷりとその中でも際立つキャラたち、そして毎回新鮮さを与えてくれる設定が最高。第1話としても十分おもしろいです。第1期を見てない人はぜひ追いついてリアルタイムで楽しんでほしいです。
いぬやしき
フルCGでつくるのにピッタリの作品ですね。この作品の一番のポイントである兵器がとてもリアルに描かれているのは良かった。演出もよく、飽きない画作りができていて、見てて引き込まれる。
クジラの子らは砂上に歌う
第1話としては最高の出来だったと思います。世界観の作り込みは微妙かなと思うところもありますが、ボーイミーツガールの出だしとしては良いストーリーでした。今後の展開に期待できそうです。
B
UQ HOLDER!~魔法先生ネギま!2~
基本ストーリーとしては『魔法先生ネギま!』は全く関わってこないですが、『魔法先生ネギま!』の内容を最終回まで知らない人には厳しいストーリー展開になります。といっても3-Aのメンバーが出てくるのはあと20話くらい先になるので、そちらを期待している人はそこまでがんばってください。このまま毎話ハピマテを聞いていたらそのうち心停止しそうですが僕も頑張ります。
少女終末旅行
終末っぽい世界で、ゆるいキャラたちが、コミカルな旅をしているのは見てておもしろい。裏で壮大な設定がありそうなのも考えながら見ると楽しいですね。
妹さえいればいい。
第1話としてよくまとまっていた。金元寿子さんのセリフが強すぎてキャラバランスが崩れたような印象を受けたが、今後はもう少し落ち着くでしょう。『はがない』の平坂読さんなのでラノベも読んでますが、アニメにも期待してます。
キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series
なんだかんだいって小説もアニメも見たことないので初めて見るキノ旅です。アニメとしてのクオリティも高いし、ストーリーも見やすくてよかった。第1話としては話がシンプルすぎて退屈かなと思ったので、今後もっと濃い話にしていけば楽しめると思います。
魔法使いの嫁
魔法使いがかっこよさげなのが良いです。ヒロインがワタワタしてるのもおもったより良い感じです。アニメとしてのクオリティも高いですし、今後のストーリーが良ければ結構な良作になると思います。
C
つうかあ
男キャラを必要以上に移さないようにしているのは好印象。まだレースを1回見ただけなので、他のキャラたちをどう掘り下げていくかで評価が別れるところ。
干物妹!うまるちゃんR
今まで通りで良いですね。個人的には延々とダラダラした生活をしていてほしいんですが、TSFさんも嫌いじゃないので良しとします。
食戟のソーマ 餐ノ皿
えりなが金元さんになって多少イメージが変わってしまいましたが、内容としては今まで通りおもしろくやってくれそうです。今期も飯テロに注意する必要がありそうです。
アイドルマスター SideM
第1話はまだまだ出だしでわからない感じですね。男性アイドルモノはあんまり好みじゃないんですが、昔のアイマスっぽさが出てて良いです。期待してます。
十二大戦
設定としてはおもしろそう。作画がいいのでバトルモノとしても十分楽しめそうです。第1話から良い構成だった。このまま2話3話と盛り上げてくれれば良作になるでしょう。
宝石の国
アニメとしてはよくできていると思います。中身が詩的すぎて僕には理解が及ばない部分がありそうです。
おそ松さん(第2期)
相変わらずのカオス。第1期よりは控えめですね。そのままのノリでやってくれるだろうしとくに心配もなく見れそうです。
アニメガタリズ
まだまだわかりませんが、雰囲気はいい感じだと思います。あんまり寒い話をやり続けられると嫌ですが、今後も見守っていこうかなという感じです。
ネト充のススメ
ストーリーがまだまだ出だしなのでわかりませんが、今後おもしろい展開に転がりそうな気配があまりなさそうです。喪女の恋愛ストーリーが好きな人には良いかもしれません。
D
Just Because!
青春っぽさがすごいですね。転校生と廃部になりそうな部活、再会とまあテンプレ通りです。第1話の動きとしては結構ゆっくりでした。この調子で12話続くと少し退屈感が強くなりそうです。
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件
今期の悠木碧枠。個人的には意味わからないことを言い続けるヒロインが好みに合わなかった。
ブレンド・S
キャラの見た目の可愛さ以外に特筆する要素はないですね。キャラがワチャワチャしているだけでおもしろさは少ないです。アニメとしてはよくできているので好きな人は好きだと思います。
怪獣娘 ~ウルトラ怪獣擬人化計画~
世代的にはジャストだが、記憶の彼方すぎて何もわからなかった。キャラがそこまでいいわけでもなく、中身もそんなにおもしろいものではなかった。第1話だけではわからない要素も多そうなので、今後も見守っていく。
Code:Realize ~創世の姫君~
話が見えないですね。第1話ではまだまだわからない感じでしょうが、あまりおもしろさも感じなかったので微妙といったところ。
このはな綺譚
かわいいキャラを愛でるだけのアニメ。中身はとくに言うほどの何かはなかった。
URAHARA
カオスすぎて意味がわからない。こういう雰囲気が好きな人はいいのかもしれない。
Dies irae
ストーリーが見えない。原作を知らないとキツいアニメですね。いいキャラもいなさそうですし、初見で見るものではないでしょう。
お酒は夫婦になってから
個人的にキャラが好きじゃないタイプだった。お酒がテーマらしいが、そこまで深く掘り下げるわけでもない。雰囲気アニメ。
王様ゲーム The Animation
よくあるデスゲーム系。とくにおもしろい要素もない。登場人物も全員頭悪そうなので期待出来なさそうです。
GLAMOROUS HEROES
棒読み声優多すぎ。意味分からない展開に全く説明無し。お遊戯会ですかね。
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2017年夏アニメ最終評価と感想
近年まれに見る充実クールだったと思います。最終話終わったら感想書いていきます。
A
NEW GAME!!
クオリティ、ストーリー、キャラ文句なしの最高アニメです。これで社畜話じゃなければ完璧なんですがね。第二期は後輩も入ってきて青葉の成長に焦点を当てたストーリーでした。ニート以外の全人類におすすめできるアニメです。キャラソンもいい曲多いのでぜひ聞いてみてください。
TVアニメ「 NEW GAME!! 」キャラクターソングCDシリーズ VOCAL STAGE 1
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サクラダリセット
ストーリーが良く練られている。作品として文句の付け所が殆ど無い。伏線のはり方とその回収は素晴らしかった。その能力の特殊性から、理解するのが難しい部分もあるが、それほどの重みのある作品をスッキリ終わらせてくれた点が良い。印象としては少々文学的な感じで、キャラクターは癖が強いが、超能力と戦略モノが好きな人にはおすすめできる。
メイドインアビス
安心と信頼のキネマシトラスということでアニメのクオリティには期待していましたが、想像以上に中身もおもしろかった。ストーリーとしてはシンプルなのにここまで楽しませてくれるのは、ひとえに設定の奥深さ故だろう。十分人気も出ているし第二期待ったなしでしょう。
異世界食堂
料理を食べるだけの話は個人的に興味がなかったので敬遠していたが、想像以上におもしろかった。異世界とつながる設定を活かして異種族を多く登場させることでストーリーを広げる方法は結構好き。見せに来る人たちも思わぬ所でつながりがあったりして、ほのぼのとした雰囲気を楽しみながら充実したストーリーも見れるいい作品だった。
B
ノラと皇女と野良猫ハート
エロゲの5分アニメ化として十二分によくできていた。毎話意味不明な展開で楽しませてくれるいいアニメだった。特に第9話は革新的だった。
ゲーマーズ!
序盤はよくわからないストーリーだと思っていたが、中盤以降は葵せきな感のあるギャグで笑わせてくれた。個人的には亜玖璃が好きなので、主人公の色恋沙汰は興味ないのですが、結構亜玖璃も絡んでくるようになってきて良かった。
C
Re:CREATORS
設定は個人的には好き。24話の中では頑張った方だとは思うけどやはり物足りない感が否めない。まみかを退場させておいて新キャラを出してきたのは少し不満。ひかゆもキャラとしては嫌いじゃないですが。クライマックスでの熱いバトル展開は個人的には楽しめた。しかし、キャラが多い分掘り下げが浅い部分がある。真鍳の最後のシーンは、彼女自身のスタンスを崩しているように見え、個人的に納得いかないものがあった。それらのような少し違う動きをするキャラたちも踏まえてこの作品なのだろう。少し物足りない部分も視聴者自身で想像してRE:CREATEしていく、そういう楽しみ方をするのもアリなのだと思う。
捏造トラップ−NTR−
最初は加隈亜衣だからと見ていましたが、想像以上に充実したストーリーで楽しめました。毎回10分のうちに起承転結が収まっている構成が良かった。百合にしては特殊な話だったというのも楽しめるポイントだったかなと思います。
ナイツ&マジック
キャラとストーリーのバランスのとれたいい作品でした。王道を行くラノベアニメとして楽しめました。ただ、アニメとしては、ロボのCGに力を入れすぎて魔法描写などが微妙になっている感がありました。個人的にはロボがあまり好きではないので不満でしたが、キャラが良かったので十分見れる作品でした。
はじめてのギャル
ここまで完璧に深夜アニメ感あるアニメは最近少なかったと思う。特に綿密なストーリーがあるわけでもなく、主人公とヒロインを取り巻く世界をコメディとして描くということをしっかりやりきっている。主人公の中高生的ギャグのノリがそれなりに楽しめたので良かった。個人的にはキャラがあまり好みではなかったのでその点はマイナス。
賭ケグルイ
ギャンブルモノとしてよくできていた。通常ギャンブルモノだと、超人的な感覚を持ったキャラかイカサマかという感じですが、ギャンブル狂のキャラをメインにしたことで、純粋なギャンブルとして楽しめるシーンが多かったのが良かった。
プリンセス・プリンシパル
キャラは良い。ストーリーは個人的には多少の不満が残る結果となりました。全体としてどんなテーマをやりたいのかが伝わってきませんでした。少女の友情を見せたいのかスパイ活動を見せたいのかどちらかに絞って作品を作ったほうが良かったと思います。
アホガール
ヒロユキらしさが出てる作品で良かったと思います。個人的にはそこまで好きなギャグでは無かったですが、悠木碧さんが騒いでいるのがおもしろかった。
恋と嘘
キャラはかわいい。設定としてはおもしろいと思っていた。政府通知の存在によって「恋と嘘」というテーマで悩む少年少女の心情がわかりやすく伝わってくる。ただ、そんな現実で生きる主人公が悩むのは当然とは言え、答えをきちんと出せていない印象を受けた。一つの作品としては消化不良感ののこるものだった。
徒然チルドレン
僕は『月が綺麗ですね』みたいな純粋なストーリーだと見れないんですけど、この作品はギャグ重視なので普通に見れました。登場人物が全員頭悪いラブコメですね。こういう話は嫌いじゃないけど好きでもないといった感じでした。
D
異世界はスマートフォンとともに。
よくできたクソアニメだった。主人公が自分からは何もせずに周りに流されるだけなのは、むしろ新鮮だった。キャラたちもハーレム展開のコマとしてのみ動いていてあまり魅力は無い。このような頭の悪い展開を楽しむ作品だった。曲は良い。
天使の3P!
バンドやってる『ロウきゅーぶ!』ですね。キャラは良かったですが、ストーリーとしては普通といった感じ。昔ながらの花澤さんっぽいキャラが出てきたのは良かった。これぞ伝統芸能。
ようこそ実力至上主義の教室へ
登場人物全員頭悪すぎる。頭の悪い主人公をもっと頭の悪いキャラたちが褒め称えるという構図がむしろシュール。何がやりたいのかよくわからない。
異世界はスマートフォンとともに。キャラクターソング vol.1(エルゼ&リンゼ)
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