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漫画アニメラノベの感想を書いていく。注意書きがない場合はネタバレ無しです。

小畑健×大場つぐみの新作『プラチナエンド』感想

DEATH NOTE』では悪魔と出会った少年の話だったが、今回はそれとは対照的に天使と出会った少年の話。テーマも今回は「幸せ」だそうです。

──ジャンプスクエアに掲載された予告には「幸せになりたいあなたに贈る。」という煽り文が掲載されていました。これがストーリーのキーワードになってくるんでしょうか。

DEATH NOTE」のテーマが「悪」とか「死」だったとしたら、今回は「幸せ」になると思います。主人公の少年が幸せになる過程を描いていく。

大場つぐみ×小畑健「プラチナエンド」特集 担当編集・吉田幸司氏インタビュー (3/4) - コミックナタリー Power Push

f:id:kugelblitz:20160520101824p:plain 自殺しようとした主人公の元に天使がやってくる © SHUEISHA

そんな『プラチナエンド』も基本的には『DEATH NOTE』と同じような知略バトル物です。新鮮な展開を出し惜しみすることなく次々と見せる読み応えのある大場つぐみさんのストーリーは純粋に読者を楽しませてくれます。それに加えてキャラクターを際立たせる小畑健さんのイラストは読者をよりストーリーに引き込みます。良くも悪くもジャンプ系らしいテンプレ設定ですが、この2人にはそれを活かしきれる力があります。彼らの作品を読んできた人には十分進められる作品だと思います。今作の主人公は『DEATH NOTE』の夜神月と比べ、現状ではそこまで特徴もない地味なキャラクターとなっています(まあ夜神月ほど個性的なキャラも少ないでしょうが)。そんな彼が今後どう成長していくのかがポイントだと思います。個人的にはひと癖ありそうなヒロインにも注目しています。まだまだおもしろい展開が十分期待できる作品です。

DEATH NOTE』、『バクマン。』と続いてきた今作もほぼ映像化確実という感じでしょうし、気になる方はぜひ読んでみてください。