祝完結!『極黒のブリュンヒルデ』読み終えての感想
『極黒のブリュンヒルデ』は岡本倫さんによるダーク・ファンタジー系の漫画です。超能力の登場する世界で主人公が持ち前の頭の良さを生かして戦っていくのが特徴ですね。先日発売された第18巻をもってめでたく完結しました。2014年にはアニメ化もされているので名前は知っている人も多いでしょう。アニメの出来についてはあえて言いませんが。
今回の第18巻は第17巻と同時発売で、その2巻で一気にストーリーが進んで完結となりました。完結することを知らなかったので結構驚きです。正直終盤の流れは無理矢理感が強くてあっけなかったですが、もとより何もかも不条理な世界だったのでこういう結末もありなのでしょうね。個人的にはアニメ化した以降のストーリーで少しのあいだヒロインたちが平和な時間を過ごしている部分が好きでした。キャラも設定も結構ぶっ飛んでいるので、そういうことを気にしない人なら十分楽しめる作品だと思います。アニメを見ていてヒロインたちのその後が気になる人はぜひ読んでみてください。
現在AmazonのKindle版では1~5巻までが期間限定無料配信しているので、気になる人はとりあえずそれを読んでみてもいいでしょう。
極黒のブリュンヒルデ【期間限定無料】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 岡本倫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/05/13
- メディア: Kindle版
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小畑健×大場つぐみの新作『プラチナエンド』感想
『DEATH NOTE』では悪魔と出会った少年の話だったが、今回はそれとは対照的に天使と出会った少年の話。テーマも今回は「幸せ」だそうです。
──ジャンプスクエアに掲載された予告には「幸せになりたいあなたに贈る。」という煽り文が掲載されていました。これがストーリーのキーワードになってくるんでしょうか。
「DEATH NOTE」のテーマが「悪」とか「死」だったとしたら、今回は「幸せ」になると思います。主人公の少年が幸せになる過程を描いていく。
大場つぐみ×小畑健「プラチナエンド」特集 担当編集・吉田幸司氏インタビュー (3/4) - コミックナタリー Power Push
自殺しようとした主人公の元に天使がやってくる © SHUEISHA
そんな『プラチナエンド』も基本的には『DEATH NOTE』と同じような知略バトル物です。新鮮な展開を出し惜しみすることなく次々と見せる読み応えのある大場つぐみさんのストーリーは純粋に読者を楽しませてくれます。それに加えてキャラクターを際立たせる小畑健さんのイラストは読者をよりストーリーに引き込みます。良くも悪くもジャンプ系らしいテンプレ設定ですが、この2人にはそれを活かしきれる力があります。彼らの作品を読んできた人には十分進められる作品だと思います。今作の主人公は『DEATH NOTE』の夜神月と比べ、現状ではそこまで特徴もない地味なキャラクターとなっています(まあ夜神月ほど個性的なキャラも少ないでしょうが)。そんな彼が今後どう成長していくのかがポイントだと思います。個人的にはひと癖ありそうなヒロインにも注目しています。まだまだおもしろい展開が十分期待できる作品です。
『DEATH NOTE』、『バクマン。』と続いてきた今作もほぼ映像化確実という感じでしょうし、気になる方はぜひ読んでみてください。
- 作者: 大場つぐみ,小畑健
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/02/04
- メディア: Kindle版
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