オタクブログはじめました。

漫画アニメラノベの感想を書いていく。注意書きがない場合はネタバレ無しです。

爆速電動キックボード乗ってみた

以前から電動キックボードで走っている人を見かけていて気になっていたが、先日シェアサービスを開始したということで乗ってみた。感想・気づいたことやおすすめの走行場所を書いてみる。

公道で走る電動キックボードシェアサービス movicle

movicle.jp

8月21日からサービス開始。都内では以前から電動アシスト自転車のシェアサービスがあり、ポートも充実していて、自分も電車移動後に駅から少し利用したりしていた。でも電動アシスト自転車とはいえ車体は重いしアシストも微妙だし、普段クロスバイクを使っている身としてはあまり乗りたくないものではあった。でもこのサービスは電動キックボードで時速42km出せるらしい(法定速度30km/h)。料金は最初の10分が250円でそれ以降は10分200円。電動アシストではなくオール電動なので原動機付自転車と同じ扱いになり、免許が必要だが、免許を持っている自分としては求めていたサービスだったので早速試してみた。

乗るまでの準備

前提

原動機付自転車と同じ扱いなので免許が必要(普通自動車免許でOK)。原付だとヘルメットが必要になるが、それはキックボードのカゴに準備されているので大丈夫。

利用登録

アプリをインストールして利用登録をした上に、免許の認証も必要。自分のときは1時間ほどで済んだ。承認されるとメールが来るので適当に待ってると良いだろう。

movicle - Apps on Google Play

‎movicle on the App Store

利用可能かチェック

現在の利用可能時間は9:00-20:00となっている。雨天時にもサービス停止するので、公式Twitterで確認するのがいいだろう。ポートで現在スタンバイ中のキックボードの数と充電容量はアプリで確認できる。

いざポートへ

現在利用可能なポートは2つあるが、そのうち1つは山手線田町駅から歩いて数分のところにあるロッテリア田町芝浦店なので、電車で来る人はこちらがおすすめ。

自分は自宅から自転車で行ける距離だったので自転車で行った。ロッテリアのポートは初期状態で3台置いてあるみたい。アプリをちょくちょく確認してみた感じだと、土日はそれなりに減っていることもあるが、全部無いという状況はあまり無い印象。

アプリを起動してハンドル部分の液晶に映っているQRコードを読み取って利用開始。

使ってみた感想

操作感

電動キックボードは初めてだったので、少し緊張しつつ足を乗せる。アクセルを入れてみるとぐんぐん加速していって時速30kmに到達。重心が低いからか、バランスが不安定ということもなかった。曲がるときはハンドルで曲がると言うより、重心を少し傾けるように曲がる感じになるがすぐに慣れた。以前乗ったセグウェイの100倍は乗りやすい。今回は18時ごろに利用したが、自転車と違い自分は動かずに体全身に風を受けるので、とても涼しく快適だった。

右手が疲れる

ハンドルは握りやすくて、ブレーキも自転車と同じタイプで使いやすかった。アクセルは下の写真の赤丸の部分のレバー。しかし、ここで問題が発生。アクセルは軽いので人差し指一本で操作可能。ブレーキは自転車と同じような感じなので中指一本で操作するのは少し無理がある。かといって時速30km出るのでブレーキに指をかけないというのも気が進まないので、中指薬指の二本を置いておく。となるとハンドルを握るのは小指だけになるのでこれまた不安。低速のときは大丈夫だが、高速になるとしっかり握る必要があるので小指が筋肉痛になりそう。アクセルは別の方式のが良かったかもしれない。 f:id:kugelblitz:20200830214616j:plain

ウィンカー操作しづらい

ウィンカーの操作は下の写真の赤丸部分のグレーのスイッチ。通常状態が真ん中で、右にずらすと右ウィンカー、左にずらすと左ウィンカーとなる。赤いボタンはクラクションなので、うっかり押さないように(自分はなんだこれと思って押してしまい大音量が流れてビビった)。このスイッチは原付に乗ったことがない自分には慣れてない操作だったので結構戸惑った。とりあえずはウィンカー出すときはちらっと見つつ操作する感じになった。 f:id:kugelblitz:20200830221709j:plain

保険は対人対物無制限

こういったレンタルサービスだと事故の心配もあるが、そこは対人対物無制限でバッチリだった。2020年末までは自己負担額も無料キャンペーンらしい。

保険について | 東京・港区の電動キックボードシェアサービス movicle(モビクル)

実際に乗るときのポイント

二段階右折は要事前確認

原付扱いだと二段階右折が必要になるので、慣れてない人は事前にやり方と条件を調べておくと良い。

原付の二段階右折のルールと方法|チューリッヒ

利用開始ボタンを押す前にパンフレットの確認とミラー調節すべし

走っていなくても時間で料金がかかるので、パンフレットは事前に読むと良い。ミラーの角度は乗った状態での見え方で調整する必要があるので、ベストポジションを探すのに少し手こずる。これも事前にやっておくと時間いっぱい楽しめる。

車間距離重要

ブレーキはしっかり握れば急ブレーキもできるが、バランスを崩して転びそうになるので、軽く握る感じになる。止まるときは自転車に乗っているときの3倍くらいの距離がかかると思っておくのが良いだろう。歩行者についても、こっちがキックボードだと油断して横断しようとする人もいるので、歩道に人がいるときは横断歩道でなくても速度を落としておいたほうが良い。

おすすめコース

ロッテリアのポートのある田町駅前は、一方通行の道があったり、二段階右折が必要な交差点もあるので事前にコースを決めておくのが無難。ということで、今回自分が走った人も車も少ないおすすめコースを紹介する。

そもそも、このロッテリアのポートのある道、下の写真の赤丸のとおり奥へ向かう一方通行の道である。ここでキックボードを借りて、手前の駅前の道に出ようとしてしまうとそこでもうアウトである。正直このことはポートのどこかに注意書きしてほしい気もするが、ともかく指示標識のチェックは運転者の義務なので気をつけよう。 f:id:kugelblitz:20200830225812j:plain

というわけでおすすめのコースはこんな感じ f:id:kugelblitz:20200830231400j:plain ポートのある道を一方通行に従い南東に向かい、突き当たりを右に進む。片側2車線の少し大きい道との信号のないT字路だが、両側が信号で車が途切れやすいので曲がりやすい。ここを左に行ってしまうと✗印の交差点は左折専用レーンがあるので右折には注意が必要。T字路を右に曲がった後は信号の後すぐ左の①の赤線の道に入る。

①の道は長い直線で車も少ないので走りやすい。ただし、大きいマンションがあり、小学校も近く子供がいることが多いのでスピードには注意が必要。

その後に②のエリアに行くと、ここは片側が海で事業所の多いエリアなので、休日は車も歩行者もほとんどいない。道幅も広く走りやすいのでおすすめ。ここからはレインボーブリッジも見えるので景色もバッチリ。

ある程度走ったらそのままポートに戻れば、難しい右折をすることもなく、車通りも少ないというコースである。

今後に期待

原付扱いということで少々扱いが難しいキックボードがこれから街に増えてくると思うと、現状Uber Eatsの自転車で溢れている東京の交通事情が少し心配になる。自動車ユーザーとしては今より更に魔境と化していくことに文句もあるかもしれないが、利用者としては便利なものなので、大きな事故もなくサービス拡大していってほしい。

充電面は、今回は30分ほど走り回って、最初90%だった充電が50%ほどになった感じであった。利用者が増えてくるとポートにあるキックボードの充電量が課題になると思われるので、充電機能付きのポートもあるとより良くなりそうだ。

価格面としては10分200円といった設定はカーシェアと比べると少し高い感じもするが、月額基本料もなく、小回りが効いて手軽なので、身近にあれば候補に上がるものになるだろう。現状はポートがないので、出先で飲食などをしていても料金がかさんでしまうが、今後ポートが増えればそれも解消するのでとても便利になりそう。

ポートは自販機と同じ程度の広さで簡単に設置できるらしく、現在募集中のようなので、来年の東京オリンピックまでにどこまで広がるかが楽しみだ。